ざおうかっちゃんブログ

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4℃ホールディングス(8008)自称「これ以上詳しい分析はないぜ!!」 有報から財務で企業分析!!

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こんにちは!ざおうかっちゃんです!

(。・ω・)ノ゙

今回は初の銘柄解説をして行こうかなと思い

この記事を書きました!

記念すべき第一弾の企業は~~

あの人気ブランド「4℃」をブランドに持つ企業

「ヨンドシーHD」(8008)

を紹介して行こうと思います

※この記事は特定銘柄の推奨ではありません

投資は自己責任で 

あくまで有価証券報告書から読み取る数字を資料として出しています

 

これらの

財務資料は「就職活動」などにも役立つと思います!

ですので

ジュエリー業界が好きな方


・この株での企業分析記事を探している方


・就職活動などでこの企業の財務状況を知りたい方


・この株を検討している方

 

などにオススメです!!

 

 

出来るだけ分かりやすく

まとめたつもりですが

 

僕も完璧な分析が

出来るわけでもありません!

僕の分析点がズレている場合もあります

その時はやさしく教えてくださると嬉しいです!

 

また今回の記事は 

「中級者向き」

です

 

株を始めたばかりの人には難しいかもしれません

目安として株を始めて約3~5年以上の人を

メインにしています!

 

この記事が特殊でいつもは「誰でも分かり易いお金の情報発信ブログ」なので他の記事を見てくれると嬉しいです!

※この記事は2020年7月時点の情報です。

今後の情勢や方針転換などで情報が変わる場合がある事をご留意ください

 

 

 

 

 

 

4℃ホールディングス(8008)の基本情報

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最近減配予想からの増配で注目され

現在高配当株のヨンドシーHD(8008)

今回はここの企業の財務などを分析して行こうと思います!!

 

4℃ホールディングスとは 

4℃ホールディングスとは

「FDCプロダクツグループ」

「アスティーグループ」

アージュ

3つ事業から成り立つ会社であり

 

またその中の中核企業である

「FDCプロダクツグループ」は

 ジュエリーを中心とするブランド事業
アパレル・バッグを中心とした

企画・製造・卸売事業・小売事業

であり

ブランド名「4℃」「カナル4℃」

など を持ち

女性から絶大の人気を得ている

超人気ジュエリーブランド

 

 

 

 

 

 

4℃ブランドイメージ

 

4℃(ヨンドシー) オープンハート キュービックジルコニア K10ピンクゴールド(PG) ネックレス111346123118

ブランド名

「4℃」「カナル4℃」

主なターゲット層は

10代後半~30代になっており

40代でも身に着けている人もいる

などの多く女性層から信頼されており

 

またブライダルなどの

「結婚指輪」としても有名です

 

その他にも様々なブランドを持っており

 

18Kゴールド・プラチナをメインに扱う

「オデュース 4℃」

 

世代を越えて受け継げる

高品質ジュエリーブランド

「メゾンジュエル」

 

などあります

株価などの基本情報はこちらをご覧ください!

4℃ホールディングス【8008】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス

 

7月26日現在は 株価1889円

一株あたりの予想配当は81円

税引き前 配当利率 4.29%

税引き後 配当利率 3.47

高配当株である

※高配当の定義は3%以上にしています!

 

また株主優待などもあります!

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出典(株式会社4℃HD ホームページ内) 

 

4℃ホールディングスの主なセグメント情報

4℃ホールディングの主なセグメントは

「ジュエリー事業」

「アパレル事業」

の2つであり

 

株式会社4℃ホールディングス

有価証券報告書

第70回 

平成31年 3月31日

令和2年 2月29日

によれば

 

売り上げ中核事業

「ジュエリー事業」

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利益中核事業

「ジュエリー事業」

 

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である

※HDとは ホールディングス の略称

 

企業の実体を調べる際は

まず「各事業の売り上げ・利益」

を確認する事が重要である

 

就職活動では

事業が多角化している場合

事業規模の小さい部分を

主に※ピックアップして話すよりも

「事業の核」をピックアップして

話すことが重要です

 

※話の中に組み込むぐらいは大丈夫ですが

あまりそれに傾倒しすぎてもダメよ~と言うぐらいです

 

 

4℃HDを財務から紐解く!

 ヨンドシー(8008)がどんな企業が分かったところで

有価証券報告書(以下 有報)から 財務諸表を見て行きましょう!

 

 

4℃HD 自己資本比率当座比率

まずはこの2つの比率を見て行きましょう!

自己資本比率

当座比率

 

 

※通常は流動比率も計算するのですが

今回の4℃HDは 「小売業」のため

流動比率

指標が当てにならない可能性があるため

省きます!

ざおうかっちゃんのひとりごと

これを見て

「え?なぜ流動比率を外したの?」

「どうして?」

となった方のために詳しく説明すると

 

流動比率の計算式はこちらです!

流動比率 = 

流動資産 ÷ 流動負債 × 100(%)

です

 

流動比率とはざっくり言うと

今の資産に対して

一年以内に返さなければならない

負債がどのぐらいの比率なのかを見る指標です!

 

しかし

流動比率の場合

計算式の分子に 「流動資産」がある

この流動資産」とは

一年以内に現金化できそうな資産

と言うことになり、

例えば

「商品の在庫」

「現金預金」

「売り掛け金」

などの事を指します!

 

販売業をやっている方ならピン!

と来たかもしれませんが

小売業の場合

店舗の商品が一年以内に必ず売れるとは

限らないからです!!

 

例えば

不況で物が売れず在庫ばかり積みあがっても

その在庫は流動資産に計上されて

流動比率が悪くならない

でも実態として その在庫は不良在庫のため

すぐに現金化できない!

 

そのため

「小売業」などの在庫を抱える業種での

企業健全性をはかる場合は

流動比率

を指標にしないことを

オススメします!!

 

 

自己資本比率とは

資本に対する自己資本(株主資本と評価・換算差額等の和)の比率

wikipeda参照

つまり

全てのお金の内

自分が持っているお金はどれぐらいの比率なのか

を表した言葉という認識で大丈夫です!

 

 

 

自己資本比率は高い方が健全と言われていますが!

業界により自己資本比率は異なるため

50%を越えていたらOK

下回った場合はNG

と言うわけではありません!

 

 

ジュエリー・アパレル業界の平均は

 織物・衣服・身の回り品小売業 45.2%

です

自己資本比率とは。業種別適正水準と改善方法 – 税理士法人MFM

から抜粋

 

それはさておき 4℃HDの自己資本比率

自己資本比率 

73.5%

です

 

 

4℃HD当座比率

当座比率とは

 

 計算分子内に「商品の在庫」

があったがこれを取り除き

当座資産」が入る

 

当座資産とは具体的に

「現金預金」

「売り掛け金」

受取手形

短期貸付金

などになり、ざっくり言えば

「すぐに現金化できるもの」

のみで構成された指標となる!

 

※このあたりの

売り掛け金などの単語は

「簿記

を理解していると

分かり易いです!

 

まあ今回は、ざっくり

「在庫を含まない すぐに現金化できる金額」

と覚えてくだされば大丈夫です!!

 

ですので

当座比率と言うのはざっくり言うと

今すぐに現金化できる資産

に対して

一年以内に返済しなければならない

負債がどのくらいのあるのかを

表した指標になります!

 

当座比率の計算式はこれです!

ネットで検索すれば出て来るので

覚えなくても大丈夫です!

当座比率 =

当座資産 ÷ 流動負債 × 100(%)

 

 

4℃HDの場合は

 

 当座比率は約83%

となります

 

 

配当額・継続配当推移


4℃ホールディングスのこれまでの

配当額と推移について見て行きましょう!

 

4℃HDの配当データは

2015年~2020年の有報を確認してきました!

結果としてのグラフはこんな感じです!

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年々増加しているのが分かります!

また2020年の有価証券報告書にての記載で

配当予想修正の理由

当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題の一つと認識し、利益配分に関する基本方針として安定的・継続的な配当と、機動的な自己株式の取得を実施すること等による利益還元の水準向上を掲げております

そして

将来における1株当たり年間配当100円の達成に向け、連続増配へのこだわりを堅持しております。未定としておりました2021年2月期配当予想については、上記方針に基づき株主還元の水準向上を実現するため、中間配当予想を40円50銭、期末配当予想を40円50銭の年間81円とし、10期連続増配の達成を目指してまいります。

(4℃ホールディングス 第70回 有価証券報告書 にて抜粋)

 

この事から分かるように 

・株主還元が強く!

 ・10年連続増配中

・コロナショック時でも増配

また

年間配当100円を目標にして達成して行く

と有報にて明記していることから

配当額100円になる

確率が高いと予想しています!

 

もし

現在の株価の約1900円台で

株を保有し 増配により100円まで行けば

年間配当利率なんと

税引き前

5.2%

の高配当銘柄になる

 

 

 

競合他社との比較

 まずは1つの企業を調べる際は

同じ業界の競合他社と比較することが重要です!

今回は同じジュエリー業界

 

エステール・ミルフローラなどを運営する

エステールHD

7872)

 

宝石の買い付け・加工また

ジュエリーツツミを運営する

ツツミ(7937)

 

「VERITE」(リベテ)・「MiMiKaZaRi」(ミミカザリ)

などの有名ブランドを持つ

ベリテ(9904)

 

この三社と比較対象に見て行きたいと思います

 

配当性向

 まずは比較企業の

「配当性向」から見て行きましょう!!

これが

各4社の2016~2020年の配当性向(%)

です

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※ツツミ(7937)

2016年・2017年は赤字のため配当性向はマイナス

 

※リベテ(9904)

2016年は配当なし 

 

となります

今回の4℃HDですが

2019年あたりから配当性向が高くなり

一般の配当性向よりかは

「高い位置で推移しています」

 

 

 

 

また全業界の配当性向の

平均は30%

 

2020年

この4社の平均配当性向は

約77.03%

 

 

自己資本比率 他社比較

 また先ほど出した

自己資本比率を比較してみましょう!

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このグラフからは

「業界水準」をほとんどの企業が越えている事が

分かります!

 

しかしこれだけでは企業の健全性は、はかれません!

これらは健全指標の1つでしかありません!

 

何度も言いますが

自己資本比率が○○%だから危険(または安全)」

と言ったのには騙されないようにしましょう!

 

 

当座比率 他社比較

 次に先ほども紹介した

今すぐに現金化できる資産

に対して

一年以内に返済しなければならない

負債がどのくらいのあるのかを

を表した指標の比較をしていきましょう!

 

※すみません 皆様にお詫びします 

この当座比率自己資本比率同様 数年分用意する

つもりでしたが 出来ませんでした

単年のみしか出せませんでした

これが僕の現在の限界です!

もし数年分の当座比率の数値を持っている方

またはそれが書かれた記事・サイトがありましたら

教えてください お願いします!

 

2020年の4社の当座比率

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すみません!ツツミの当座比率が高すぎてグラフになりません!

ので ツツミ抜きのグラフがこちら 

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これら4社の数値として出すと

 

2020年度 4社当座比率

エステールHD 92.3%

ツツミ 3133%

リベテ 104.5%

4℃HD 83%

 となります

 

3社の平均は93%

です

 

この指標から分かる事は

「短期の支払い能力」

を知る事が出来ます!

「買ったのにすぐに 倒産しそう」

「買った銘柄が すぐに経営不振になった」

を避けることが出来ます!

 

今回のまとめ!

今回の会社分析を5段階評価します!!

5最良

4良

3普通

2低

1最低

 

の順です

※ここからは僕個人の意見であり

この株を推奨しているわけではありません!

自己責任でお願いします!

 

結果として4℃HDは

事業の多角化面では

事業内容がグループ内全体的に

同じ系統の業種のため

多角化の面では 

「評価2」

 

ブランドイメージとしては

ブランドが確立しており

それが崩壊することは考えずらく

信頼が高いため

ブランド面では 

「評価4」

 

高配当株としては

配当利率は

※税引き前4.29%

であるが

配当性向が平均値よりも高いが

 

「株主還元の強い企業」であると

考えている

また1株あたり100円までの増配は

あるのではないかと考えている

そのため

配当面では 

「評価4」

 

自己資本比率

自己資本比率

直近5年分を確認すると

業界水準を越えているため

自己資本比率面では 

「評価4」

 

当座比率

単年のみしか時間的に集められず申し訳無いが

評価すると

競合他社との比較では

最下位であるため 

今回は

当座比率面では

「評価3」

 

総合評価は

これらの情報を見ての

総合評価は 

「4」

ですね!

「4℃」だけに笑

 

ランドとしての「4℃」はとても良いし

配当も高く自己資本比率は高い

当座比率の数値としては最下位で

ありましたが 83%であり

今すぐに倒産する恐れは無い

かと思います!

 

なので僕はこれを

自分のポートフォリオに組み込んでいます

あくまで数%ですが

 

みなさんもこれらの数値を使って

企業分析等々に役立てていただけると

嬉しいです!

ありがとうございました!

 

今回の感想

 今回の内容は難しすぎて よく分からない!!

と言う人も居たかと思います!

今回の内容は「中級者向け」

になってしまいました 

僕の現在の解説能力の限界点です

 

「だれにでも分かりやすく」が

信条のブログでしたがすみません<(_ _)>

 

次は皆さんにもとっつき易い記事を書くので

ご容赦ください!

 

またこれが好評でしたら

第2弾をやって行こうと

思います

もしなにか

「やって欲しい企業」

があれば ぜひ

コメント・ツイッター等で

お待ちしております

 

今回の記事 

僕が書いた記事の中で一番時間が掛かった笑

てか 

知っている事でも

文字に起こして文として出すのが結構辛いですね 

「人に教えるには三倍の理解が必要」

とはよく言ったものですね~

でもみなさんのお役に立てるならそれで嬉しいです!

皆さんの反応がよければまたやります!

 

あと申し訳ありませんが

このブログを読んだ方がいたらぜひ反応ください!

でないと ちょっと心が・・・

 

 

それでは今回はここまでとさせていただきます

次回も見ていただけると嬉しいです!

ありがとうございました!

ばいばい(⌒ー⌒)ノ~~~