蔵王産業（９９８６）評価・財務分析自称「これ以上詳しい分析はないぜ！！」 有報から財務で企業分析！！part2

こんにちは！ざおうかっちゃんです！

(｡･ω･)ﾉﾞ

今回は「蔵王産業」の銘柄解説　part2

今回は競合他社との比較をしていきたいと思います！

それでは行きましょう！

前回の記事はこちらです！

zaoukakachan.hatenablog.com

この記事は「投資家」「就職」に役立つ情報になっています

ぜひ最後まで見ていってください！

前回のおさらい

蔵王産業株式会社

主に清掃・洗浄機器の販売などを行う専門商社

主な顧客はビルメンテナンス業界・製造業などが中心

設備投資に関連するため一般的には景気に左右され易い

企業向けの清掃・洗浄機器の販売・レンタルリース

一般家庭向けの高圧洗浄機器の販売

となっています

自己資本比率は平均８５．８％

流動比率・当座比率ともに１００％を大幅に越える

財務優良企業であります

会社名　　　　蔵王産業株式会社

証券コード　　　　　9986

本社　　　　　　　　東京都

セクター　　　　　　卸売業

決算時期　　　　　　3月

上場　　　　　　　　1956年

従業員数　　　　　　単196人

平均勤続年数　　　　13.6年

自己資本比率　　　　86.1%

流動比率　　　　　　916%

当座比率　　　　　　822%

EPS 　　　　　　　112円

BPS 　　　　　　　1933円

配当金額　　　　　　61円

配当性向　　　　　　54.52％

こちらが過去のグラフです

 

となっています！

競合他社比較

 さて今回の本編である

競合他社との比較！！を解説していこうと思います！

今回比較する企業は

電気設備向け資材の卸業企業

田中商事

（７６１９）

産業向け機械・設備・高機能材の専門商社

極東貿易

（８０９３）

三菱パワー性品の受託販売が柱の機械商社

東京産業

（８０７０）

この3社で行こうと思います！

・配当について

・自己資本比率

これらを比較していこうと思います！

配当について

まず初めに配当に関して情報を見ていきましょう！

各社の過去５年の配当性向・配当利率・配当額は以下の通りです

各社配当性向

各企業の直近５年の配当性向はこちら

ほとんどの企業は

２０～５０％前後を推移した形になっております

また新型コロナウイルスの感染拡大のため業績悪化の影響で配当性向が高くなる企業も存在していますね！

これらは極東貿易に関してはヨーロッパ系の関連企業が新型コロナの影響を受け

業績悪化や各セグメントの収益率の低下により、配当性向の大幅な上昇となっています

株式市場全体で減配の懸念が大きい中

これらの企業の株主還元の強さを表すものになっているのではないでしょうか

利益が減っても株主への還元をしようとする表れであると感じています。

各社 配当利率

各社配当利率に関しては

２～４％を推移しており

２０２０年決算時の配当利回りは

どの企業も４％を超える

高配当企業です！

さすが商社株ですね！

ざおうかっちゃんのひとりごと

日本の株式市場では 商社株は万年割安株と言われており、

国内商社大手５社も万年株安となっていました。

しかしここ最近は「ウォーレンバフェットが日本商社の株を購入する」との発表から少しずつ値上がりを続けており、コロナ以前の株価を超える銘柄まで出てます。

各社　配当額

各社の配額の推移のデータは以下の通りです

一株当たりの配当金額は各社とも直近５年ではほとんど変動せず

「微増もしくは前年と同額」の銘柄がほとんどで

蔵王産業は

３年連続一株あたり６１円となっております

その他

自社株購入に関しては

・蔵王産業

・極東貿易

これらの企業が行っており

２０２０年に

蔵王産業

約５３万株

７億５６５９万円相当

極東貿易

約２５万株

４億９９８７万円相当

を自社株購入してます

財務状況の比較 

自己資本比率

 各企業の配当性向に関して直近５年分の比較データがこちら

 蔵王産業だけが突出して高いのがわかり

過去５年間だけでなく

２０１１～２０２０年の１０年間

平均して８０％以上を推移しており、高い自己資本での経営をしていることがわかります

そのほか各社３０～５０％のレンジであります

これは業界平均

卸売業

37.9%

その他の卸売業

38.8%

をやや上回る結果になり、各企業とも平均以上であることがわかります。

EPS比較

 次に各社の直近５年のEPSがこちら

EPSとはざっくり、

 1株あたりどれくらい利益が出ているのかを調べる物です

グラフからわかる通り、ほとんどが微増もしくは横ばい

が続いており、１株あたりの利益はほとんど変わらないことがわかる

極東貿易に関しては基幹産業関連・電子制御システム関連の収益率が大きく低下しており、またその他のセグメントでも収益率が低下をしていることが原因により大きな右肩下がりのになっています

まとめ

いかがだったでしょうか

今回は商社の比較ということでした。

商社の万年株安ということもあり

高配当化しやすい銘柄であり、

高配当株投資家にも人気の多いセクターとなっており、

ポートフォリオの利率を上げる材料になっています。

しかし

そのため罠銘柄も多く注意が必要です。

また

「商社」という文化は日本独自であり、世界的に見れば珍しい業種であること

またウォーレンバフェットの商社株購入のニュースで国内ではさらに商社株に注目が集まっています！

そして今年２０２０年では

新型コロナウイルスの影響で業績悪化に苦しみながらも

蔵王産業は配当を維持している企業であり、

配当利率が高く

現金などのキャッシュフローが健全で

倒産リスクが引く

これこそ理想的な

高配当銘柄ではないでしょうか？

購入を検討している方への参考になると嬉しいです！

それでは今回はここまでとさせていただきます

次回も見ていただけると嬉しいです！

ありがとうございました！

ばいばい(⌒ー⌒)ﾉ~~~