ざおうかっちゃんブログ

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なんと!?コロナ渦でも増配!利率5%越えもある???高配当銘柄&人気企業 4℃ホールディングス(8008)2021年版 有報から財務で企業分析!! 

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こんにちは!ざおうかっちゃんです!(。・ω・)ノ゙

今回は!!

コロナ渦でも減配なしの

高配当銘柄

人気ブランド「4℃」をブランドに持つ企業

「ヨンドシーホールディングス」

(8008)

2021年版を新たに解説していきます!

ぜひ最後まで見ていってください!

 

 

※この記事は特定銘柄の推奨ではありません

投資は自己責任で 

あくまで有価証券報告書から読み取る数字を資料として出しています

 

財務資料は「就職活動」などにも役に立ちます!

ジュエリー業界に興味がある


ポートフォリオ内の分散としてセクターを増やしたい


・就職活動などでこの企業の財務状況を知りたい方


・この株を検討している方

などの方にオススメです!

 

僕も完璧な分析が

出来るわけでもありません!

僕の分析点がズレている場合もあります

その時はやさしく教えてくださると嬉しいです!

 

また今回の記事は 

「中級者向き」

です

目安として株を始めて約3~5年以上の人を

メインにしています!

 

※この記事は2021年月時点の情報です。

今後の情勢や方針転換などで情報が変わる場合がある事をご留意ください

 

それでは行きましょう!

 

 

 

 

4℃ホールディングス(8008)の基本情報

4℃ (ヨンドシ-) ダイヤモンド K10ホワイトゴールド(WG)リング 日本サイズ12号 111246143211

 前回の

4℃ホールディングスの詳しい基礎情報

ブランドイメージ・去年までの詳しい内容前回の記事を参考にしてください。


なので今回は簡単に重要部分のみを解説!

 

4℃ホールディングスとは

「FDCプロダクツグループ」

「アスティーグループ」

アージュ

3つ事業会社から成り立つHDであり

 (HD:ホールディングス)

 

その中の中核企業である

「FDCプロダクツグループ」

ジュエリーを中心とするブランド事業
アパレル・バッグを中心とした

企画・製造・卸売事業・小売事業

 であり

有名な「4℃」を持つ事業企業です。

 

株価などの基本情報

4℃ホールディングス【8008】:株式/株価 -

 

会社名    ヨンドシーホールディングス
証券コード     8008
本社        東京都
セクター      小売業
決算時期      2月
上場        1972年
従業員数      連1397人
平均年収      約547万円 

 となっております。

主なセグメント情報

 4℃HDの主なセグメントは

「ジュエリー事業」

「アパレル事業」

の2本柱であり

四半期報告書-71期第3四半期での

売り上げ比率はグラフの通りとなっています

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前年度のグラフがこちら

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ジュエリー事業では

2020年の売り上げは去年の売り上げに比べ

約44億5200万円約の減少であり、

主にコロナウイルス感染拡大のために

ジュエリーショップでの販売が減少していることが原因となっています。

 

一方アパレル事業は好調で

・経費削減削減

既存店舗が大幅に伸長し、新たに出店した店舗も好調に推移し

売上高・営業利益ともに過去最高を更新しています。

 

就職活動・株式投資において企業を調べる際

重要なことは

まず

「各事業の売り上げ・利益を確認すること」

 

大企業であれば、多角事業を展開する企業もあり、

私たちが普段から目にする事業がその会社の中核事業でない場合があります。

 

 

 

株価・チャート・配当額 株式情報

 

それでは現在の4℃HDの株に関する情報を解説していきましょう!

 

まずはチャートを確認していきましょう!

過去6カ月間の株価推移がグラフの通りです。

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過去半年間は

1700円~2000円を推移しております。

 

またこの企業は配当利率も高く

現在の配当利率は

税引き前 4.2%

税引き後 3.35%

 

税引き前

一株あたり配当額 81円

となっております

 

また

配当性向は24.6%

日本の平均よりも低いためまだまだ配当性向の余裕があります

 

この

企業は株主還元の強い企業で

第70期有価証券報告書内でも株主還元の強い意欲が伺えます。

当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題の一つと認識し、利益配分に関する基本方針として安定的・継続的な配当と、機動的な自己株式の取得を実施すること等による利益還元の水準向上を掲げております

そして

将来における1株当たり年間配当100円の達成に向け、連続増配へのこだわりを堅持しております。未定としておりました2021年2月期配当予想については、上記方針に基づき株主還元の水準向上を実現するため、中間配当予想を40円50銭、期末配当予想を40円50銭の年間81円とし

10期連続増配の達成を目指してまいります。

(4℃ホールディングス 第70回 有価証券報告書 にて抜粋)

 

株主優待情報

ちなみに

株主優待もあり保有株数によっても優待が変化します。

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ジュエリー業界 現状分析!

 ではここで4℃HDの業界

ジュエリー業界(宝飾品)全体の現状についても軽く触れていきましょう!

市場      ジュエリー市場    
市場規模    約9851億円
業界成長率   +0.5%
利益率     -0.7%
平均年収    425万円

 (矢野経済研究所 ジュエリー市場に関する調査2020年から一部抜粋)

 

ジュエリー業界と同じ市場規模

・学習塾、予備校市場 約9720億

・家庭用、オフィス用家具 1兆383億

などです。

 

因みに

日本で一番大きな市場は

自動車・自動車部品製造業

72兆3103億円です

 

ジュエリー業界の抱える問題

主にジュエリー業界が抱える問題は以下の点である

・外国人インバウンドの大幅減少

・ブライダルジュエリー・クリスマス商戦の減少

 

 

・外国人インバウンドの大幅低下

まずジュエリー業界を語る上で欠かせない問題のひとつとして

外国人インバウンド需要の低下があります

ここ数年では中国人の爆買いで大きな需要を生み出しましたが

「中国電子取引法」の施行によりインバウンド需要は低下

また

新型コロナウイルスによる感染防止のため

外国人観光客の消費がなくなり

大苦戦を強いられています。

 

・ブライダルジュエリー・クリスマス商戦の減少

ジュエリー業界を語る上で欠かせない問題2点目

クリスマス・結婚式用の指輪などの需要低下があり、

主に

・節約志向の影響で国内の需要低下

・若者のジュエリー離れ

・晩婚化による婚姻数の減少

が大きな影響を与えています。

また

オリジナルハンドメイドアクセサリーなどの需要が高まっており

ニーズの多様化が求められています。

 

今後のジュエリー業界の対応

今後のジュエリー業界の対応として最も顕著なのは

ECサイトの拡大

・不採算店の削減

・新たなブランドイメージの構築

などです。

 

4℃HDでは 

ECサイトを拡充

また社内ブランドの統合、廃止などを行い

中国マーケットからの撤退など発表されている。

 

ジュエリーツツミでは

20~30代をターゲットに新たなブランドを立ち上げる

 

リベテでは

新たに立ち上げたコスチュームジュエリーの拡販に取り組んでおり

85店舗の拡大をしています。

 

4℃ホールディングスを財務から紐解く!!

 それでは次に4℃HDの財務を紐解いていこうと思います。

 

 

自己資本比率

 ここでは企業の健全指標を見ていきましょう!

 

まずは

業界の平均自己資本比率を参照していきましょう

 織物・衣服・身の回り品小売業 45.2%

となっており、

 

4℃ホールディングス

現在の自己資本比率

71.7%

となっています。

(第71期2020年3月~11月 第3四半期報告書内参照)

 

業界平均と比較し

約2倍近い自己資本比率を持つ

ことは評価点ですね!

 

ざおうかっちゃんの独り言

自己資本比率とはざっくり言うと

全てのお金の内

自分が持っているお金はどのくらいなのかを表したものです。

つまり

幾ら借金があるのか

幾らが企業のお金なのか

を見る指標です。

 

 

 

4℃HD当座比率

在庫を持つ企業の短期的な安全財務指標の一つ

当座比率

を見ていきましょう!

 

ざおうかっちゃんの独り言

当座比率をざっくり解説すると

「すぐに現金化できる資産」に対して

「いくらの負債があるか」という指標です

 

通常であれば財務健全性指標には

流動比率呼ばれる指標を用いるですが

流動比率」では商品の在庫も数字に含まれてしまいます

 

簿記上では在庫も会社の資産として計上されているのですが

売店の場合不要在庫や不採算在庫などがあり

数字上では黒字に見える場合

そのほとんどが売れない在庫を資産に含めた隠れ赤字企業が存在するため

在庫を持つ企業の場合は

注意が必要です

そのため私は流動比率で財務健全性を図りません

 

難しい場合はこれだけ覚えてください

在庫を持つ企業は売れない在庫まで資産の扱いになるため

黒字に見えても売れない在庫を多く抱えた

赤字企業の場合があるよ

ということです。

 

4℃HDの当座比率

当座比率:83%

になります

 

これは100万円の負債に対して

83万円の資産・現金を持っている

ということです

(この比率が100%超えていないといけない訳でもなく超えていない企業も多くあります。僕の感覚ですがこれが100%を超えている企業はほとんどありませんね)

 

配当額・継続配当推移

 前回の記事でも取り上げましたが

「4℃HD」は年々配当額を増配しており、

現在10期連続増配を達成しています。

なんとコロナ渦の中でも増配する強気の姿勢です。

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 前回で紹介しましたが

この企業は

年間配当目標100円を目標

にしています

 

 

一株当たり配当が100円になった場合

現在の株価

1900円台で買うことが出来れば

税引き前5.2%

高配当銘柄になります

 

EPS・BPS

 次に

4℃HDの

EPS・BPSの過去5年間の推移を見ていきましょう!

 

過去5年間のEPSはこちら

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4℃HDのEPSは2018年を境に大幅な下落を見せています。

これらは 株を買う上ではマイナス要因になります。

 

続いて過去5年間のBPSはこちら

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こちらも2018年をピークに減少しています。

 

今後の拡大に期待をして行きたいところですかね

 

(EPS:1株当たりの利益(円)一株あたりで会社がどれだけの利益をあげているかを判断することができます)

BPS一株当たり純資産(円)一株当たり純資産が高いほど純資産が多く、負債が少ないということで、すなわち安定性が高い会社であると判断されます。)

まとめ!

 

各章の重要ポイントをまとめていきます。

4℃ホールディングスの中核企業

「FDCプロダクツグループ」

 

会社名    ヨンドシーホールディングス
証券コード     8008
本社        東京都
セクター      小売業
決算時期      2月
上場        1972年
従業員数      連1397人
平均年収      約547万円 

 

4℃ホールディングス セグメント別売上高 利益率

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ジュエリー事業

新型コロナの影響で前年比44億5200万円の売り上げ減少

 

アパレル事業

コスト削減や店舗の好調で売上高・営業利益ともに過去最高

 

過去半年間の株価推移は

1700円~2000円

 

税引き前

一株当たり配当額は 81円

 

税引き前

配当利率 4.2%

 

市場      ジュエリー市場    
市場規模    約9851億円
業界成長率   +0.5%
利益率     -0.7%
平均年収    425万円

 

ジュエリー業界の抱える問題

・外国人インバウンドの大幅減少

・ブライダルジュエリー・クリスマス商戦の減少

 

今後のジュエリー業界の対応

ECサイトの拡大

・不採算店の削減

・新たなブランドイメージの構築

 

自己資本比率

業界平均 45.2%

4℃HD  71.7%

 

当座比率 約83%

 

10期連続増配銘柄

 

4℃HD EPS・BPS共に

2018年をピークに右肩下がり

 

今回はここまでにします。

 

ジュエリー業界の

競合他社比較記事は

出来れば他会社の有価証券報告書を待ちたいと思います。

 

また

4℃ホールディングスも

5月に第71期の有価証券報告書が出てくるはずなので

新情報などがあれば

他社比較記事の際に発表しようと思います。

出来る限り早く書きます(笑)

 

それでは今回はここまでとさせていただきます

次回も見ていただけると嬉しいです!

ありがとうございました!

ばいばい(⌒ー⌒)ノ~~~