ざおうかっちゃんブログ

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現代の社会問題 奨学金制度 実は金利がすごい!知らないと自己破産するの?意外と知らない奨学金制度の真実

こんにちは!ざおうかっちゃんです!(。・ω・)ノ゙

今回は奨学金制度 実は金利がすごい!知らないと自己破産??意外と知らない奨学金の事実 を解説

皆さんは奨学金制度はご存知ですか??

奨学金制度とは学生を経済的に援助する事を目的に日本学生支援機構が学生に給付または貸与(貸し出す)される」 制度のことです

大学などの進学の奨学金制度を借りて進学する方は大学生の約49%であり 約2人に1人は奨学金制度を利用しています

そしてここ最近社会問題化し 

破産や返済が出来ない人がニュースなどで報道されいます

www.nhk.or.jp

今回はそんな「奨学金制度」を徹底解説 最後に僕の意見等も含めて話して行こうと思います

それでは行きましょう!!

 

 

 

奨学金制度の概要解説

奨学金制度とは

奨学金制度とは冒頭で説明した通り、「学生を経済的に援助する事を目的に日本学生支援機構が学生に給付または貸与(貸し出す)する」制度です

奨学金制度は主に2種類

返済の必要のない「給付型奨学金

返済の必要のある「貸与型奨学金

の2種類があり

「貸与型奨学金」にも利子がない奨学金と利子がある奨学金が存在します

貸与型奨学金

利子がない方を 「第一種奨学金

利子がある方を 「第二種奨学金

と呼ばれています

 そして貸与型の奨学金は卒業し就職後

当然返済する必要があります

返済の必要が出るためこの奨学金は紛れもなく

「借金」と言う扱いになります

奨学金を借りる際にも口頭と書面にて「借金である」と説明を受けるはずです

そして経済的理由などで返済できない人や自己破産する人が出ており

社会問題化しています

かっちゃんのひとりごと

貸与型奨学金は 奨学金ではないと言われることがありますが誤解です

日本の奨学金制度は当初「無利子貸与型奨学金」しかなく後から「給付型奨学金」が生まれました

 また有利子(利子がある貸与型の奨学金 第二種奨学金

は在学中は利子は発生しませんし

在学中でも返済は可能です!

 

では実際に破産になった件数を見て行きましょう

実際に破産となった件数

平成24年度から平成28年度において、奨学金により

自己破産した件数は8108件にも上り

連帯保証人(親など)の件数は5499件にもなります

破産した場合

借りた本人だけではなく家族など連鎖的に破産する場合もあります」

恐ろしいですね

では次にどれほどの金額を借りているのかを解説

 

奨学金の平均借入額は「約324万円」!!

学生支援機構の奨学金借り入れ総額の平均は約324万円です

それを毎月平均約1万7000円返済し、平均返済期限(返済が終わるまでの期間)は約17年です

17年ローンですね!! 結構長い期間払わないといけませんね 

奨学金を返済完了する頃は39歳ですね

 

これをみて皆さんはどう思いますか??

奨学金制度の闇ですね~~怖いですね~~(煽り~~)

世間でもよく

奨学金はひどい」

奨学金は破産する 人生終わり」

奨学金金利が高い!」

などと言っている方が多いです 実際に324万も借金をしているわけですからね!!

しかし

ちょっと待ってください

皆さんは実際の奨学金金利をご存知ですか??

実は奨学金の返済時 

ほとんどが自分が借りた金額を返しているだけなんです

金利なんてほとんどありません

 

奨学金金利がすごい!!

 まず奨学金金利にも二種類あり 

申し込みの際に選ぶ事が出来て

返済時の金利がずっと固定 利率固定方式

定期的に金利が見直し(変動)する「利率見直し方式」

があります

それではそれそれの金利を解説します

利率固定方式と利率見直し方式の金利(年利)

これは日本学生支援機構がホームページにて毎月発表しています

今回は例として 令和元年の利率です(年利) 

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こちらが日本学生支援機構のサイトです 参考にしてください

www.jasso.go.jp

(※なお貸与型奨学金には「増額貸与」と言うものもあり第二種奨学金と比べて一般的ではなく 混乱を避けるため今回は省きます 「増額貸与」とは・・私立大学の医大・歯学・薬学などを履修する課程に在学する学生が基本月額(毎月の返済)に加えて貸与を受ける制度の事です 「増額貸与」に関しては通常の貸与型奨学金と異なる部分があるのでご注意ください  「増額貸与」の利率も約0.3%弱で大した金利ではありませんが

 

 この利率を見て

お金のリテラシーが高い方・車のローンやリボ払いの金利を支払い金利を知っている方

過去の記事の「相場を知る事の重要性」を見て

その他の金融ローンの相場を知ってる方は分りますよね

zaoukakachan.hatenablog.com

奨学金は他のローン・借金の金利と比べてあまりにも低い

令和元年の

最も高い金利で0.156%

最も低い金利は0.002%です 

これは他のローンや借金の金利と比べて低いです

・100万円の0.156%は年間で約1万5000円 毎月1300円

・0.002%の場合年間 2000円  毎月の利子は166円です

日本学生支援機構が提示している奨学金金利はあまりにも低いです

すごい低金利です まずありえないですね!

(第二種奨学金(利子有り)が1%を越えたのは平成25年度8月が最後でそれ以降はずっと低利率です)

 

通常借金の利率は日本の市場金利(ざっくり 日本の金利の基準と覚えて大丈夫です)

に左右されます それは奨学金も例外ではありません しかし奨学金の上限利率は3%までと決められています 

つまりどれだけ上がっても年利率3%までです 

ざおうかっちゃんのひとりごと

他の借金の利率にも上限が決まっており、金融金額によって変わりますが最大でも15%~20%までと法律で定められています それに比べても上限利率は低いです もし奨学金の利率が上限3%になっている場合他の教育ローンなどの利率もかなりの高金利になります

 

自動車や住宅、教育ローンと比べても相対的に利率が低い上に上限も3%まで

そうなんです 実は貸与型の第二種奨学金(利子有り)は優良ローンなんです 

例え300万円借りたとしても大した利子にならず「ほどんど自分が借りた金を返している」だけなのです。

繰り返しますが貸与型の奨学金は「借金」です 学生が借金をするのですから返済のためにそれなりの給料を貰える仕事 返済を織り込んだ就職をするは普通のことです

借りたお金を返すのは当然なので

奨学金制度の返済期限猶予があるの?

しか昨今のように不景気などの就職氷河期により奨学金の返済が困難な就職をしてしまう人もいるでしょう

しかしこれもほとんど心配ありません なぜなら

日本学生支援機構奨学金には多くの「返済期限猶予・返済額の減債 免除など」が可能です

つまり

返済を一時的に待って貰えたり 収入が低い場合は返済額を減額 免除してもらう事ができます。

日本学生支援機構の場合「災害・怪我や病気・経済困難・失業などの事情がある場合は返済猶予・減額等を願い出ることが出来ます」

ざっくり就職後の

「収入が年間300万以下の場合申し込みが可能です」

(年間300万 ざっくり月収25万以下である)

つまり条件を満たしていれば奨学金の返済期限や返済額をコントロールすることが出来ます 

ではなぜ 破産してしまう人がいるのでしょうか??

破産してしまう人

なぜ破産してしまう人がいるのか 

それは

「破産してしまう人の多くは返済期限猶予制度がある事を知りません」

「知っていても面倒なのか手続きをせず催促などの封筒を全て無視」

などの人がいるからです

そして手続きをせず奨学金の返済を「延滞」をすると「延滞金」が付きます この金利が怖い 延滞金の年利率は約5%もあり 平成25年以前は約10%でした

 

ただでさえ支払いが困難なのに手続きもせず催促を無視した場合 更に状況が悪化します 最終的には資産の差し押さえやブラックリスト入りします(このブラックリストに名前が載るとクレジットカード登録や他の借金が出来なくなります

 

しかも「たった一度返済できなかった・たまたま忘れていた」では延滞金は付かず催促状や電話等を無視しせず対応した場合はやさしく対応してくれます

しかも返済期限猶予制度は奨学金を借りる際に必ず説明を受けます

ホームページにも詳細は載っています

ここからは僕個人意見ではありますが

「日本学生機構の奨学金制度は貸与型の第二種(利子有りがあり一番厳しい物)でもめちゃめちゃな優良ローンです」

「大して稼ぎもなく、就職もどうなるかわからない学生に対して無担保で教育ローンなどと比較しても圧倒的に利率が低い上にさらに数百万も貸してくれて

さらにさらに何かあれば返済の猶予・減額・免除まで出来る仕組みになっている最優良ローンです」

申し訳ないですが強い言葉を使うと 

「こんなことも出来ないのであれば一生借金なんてしないでください」

 正直住宅ローンなどの方が怖いです

 

自分がしている借金を理解もせず、話を聞かず、調べもしず、催促を無視して、支払い利率も計算しない、 それでは一生を棒に振りますよ と言うか自業自得です

 

とある先輩が言っていた言葉で「結局世間の奨学金の悪いイメージってのは 金融についてなにも知らない上に必要なことも調べない人が憶測と偏見で語っているだけに過ぎない

 

強い言葉ですが実際そうであると思います

冒頭のNHKの記事でもあった 「非正規で雇用され」とありますが正直にいいますよ「借金をしているのですから返済を織り込んだ就職をするのは当たり前だと思うんです確かに自分の夢を追って好きな業界に行くのもいいでしょう そのために大学に行くんですから しかし18歳を越えてもなお 利率の計算をしず危機感を持てない人・催促を無視をするなどは根本的に間違ってますよ

 

夢を追う前に 負債を負うわけですから 

借金である」と言う自覚を持って 就職してください、ひどい言い方をあえてするならば 「夢を追って人から借りたお金さえ返せないなら夢をあきらめてください 返済が終わってから夢を追ってください」 夢を追うなとは言いませんが自分で行くと決めて説明を受けて、人から借りたわけですから

 

この奨学金は返済後次の世代の支援を必要としている人に貸し出すと言うサイクルを行っています

あなたが夢を追い 支払いをしなかったせいで、次の人が夢を追えず苦しい思いをすることになる」

と言う事を肝に銘じないといけません

 

たまに

「日本の奨学金は間違っている」

「返済しなければならないのはおかしい」

と言う方がいますが 借りた物を返すのは当然ですし大学等は義務教育ではありません 自分の意思で行くと決めたのですから きちんと返して次の世代に奨学金と言うバトンを気持ちよく渡しましょう!

 

今回はここまです

 

最後に

今回は奨学金に付いて変なイメージを持った人に多く読んでもらうために「あえて前半煽るような分にしたり、悪いイメージをしやすいタイトルにした事を謝罪します。すみませんでした」

「しかし経済的に進学等が困難な人が勉学を学ぶ機会を与えるための制度なのに悪いイメージを持たれるのはひどいと感じています すこしでも悪いイメージを払拭したくて書きました」 これから奨学金を借りようとしている人・すでに借りてる人・返済をしている人の参考になると嬉しいです ありがとうございました。

次の記事でお会いしましょ!! ありがとうございました

(今回はお遊びパートなしでしたね)

 

日本学生支援機構の公式ホームページです

独立行政法人日本学生支援機構 - JASSO

 

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